イヌは人の行動に敏感?

2015年06月15日

京都大の実験によると、犬は飼い主に協力しない人のことを好きにならないそうです。

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どんな実験なのかというと、飼い主の両隣にひとりづつ女性を配置し、飼い主が容器の蓋をあけようとするのですが、開けることができず、片側の女性に開けてくれるようにお願いするのだそうです。

そして、そのお願いされた女性が、飼い主に背を向けて拒否をした後で、飼い主の両側の女性が犬に餌を与えようとし、犬がどちらの餌を選ぶのかを調べたのだそうです。

18組の飼い主と犬を集め、それぞれ4回ずつテストした結果、飼い主に協力を求められなかった女性は47回選ばれ、拒否した女性は25回しか選ばれなかったそうです。

また、逆のパターンとして、飼い主の求めに応じて女性が協力する設定の場合は、協力した女性は42回、求められなかった女性は30回選ばれたのだとか。

これ、思ったのですが、なぜ、協力するパターンと拒否するパターンにわけたのでしょうね・・・
協力と拒否を同時に行えば、もっとわかりやすい数値が出たのではないかとも思ってしまいます。

とはいえ、協力と拒否のパターンでの数値の割合が、ほぼ2対1程度しか差がないことを考えると、「犬は飼い主に協力しない人のことを好きにならない」という結果は、疑わしいですね・・・

そもそも蓋を開ける、開けないことや、背を向けるだけで拒否しているなんてことが犬にわかるのでしょうかね????

なんか、この程度のテスト回数と結果で結論づけてしまうのはいかがなものかと思うのですけどね・・・



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橘田幸俊 at 17:41│ニュース