ドイツ

2014年10月14日

素晴らしいドイツの犬に対する考え方

ペット先進国であるドイツでは、なんと殺処分が0頭なのだそうです。

これって、すごいことですよね。
今の日本では到底考えられないことですが、その仕組を理解するとなるほどなと思わせてくれます。

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まず何が違うのかというと、今日本では、約1,087万頭の犬が飼われており、ドイツでは、約530万頭が飼われているのだそうです。
この数字だと日本の半分の数の犬達が飼われているということになるのですが、日本の殺処分が年10万頭にも登るにも関わらず、ドイツではゼロなのです!!

この差って、どうして生まれてくるのでしょうかね?
色々と調べてみると、どうやらそれぞれの国の法設備やペットを飼う人々の心構えに大きな差があるようです。

国の法律によって守られているペットたち

というのも、日本ではペットを買いたいと思えば、ペットショップに行けばいつでも購入することができるのですが、ドイツの場合、一部の特別地区を除き生体販売は法律で禁じられているのだそうです!
これこそが、動物も同じ生き物としている証拠ですよね。

しかもドイツでは、動物保護法によって動物の殺処分は禁じられているそうで、ここでも日本の犬達との歴然たる差が出てきます。

ドイツの犬たちは法律にも守られていて、とても幸せそうです。

またドイツでは「犬税」といって、1頭120ユーロ/年、2頭目からは1頭につき180ユーロという税金があるうえ、飼い犬に散歩や十分な運動をさせたり、人や犬とのふれあいを持たせるなど、飼い主の義務がはっきりと明記されているのだそうです。
つまり、犬を気軽に飼うということはできず、飼うからには犬に対する責任と覚悟が必要なのです!

ですので、日本のように子供が欲しくて飼ったのはいいけれど、いつのまにか世話をするのはお母さんになってしまうなんてことはあり得ないのです!

要するに、ドイツ人は犬をパートナーだと思っているそうで、そのパートナーに見合った付き合い方をするというのが身についているようです。

国の制度や体制も去ることながら、ペットを飼う人たちの根本的な考え方を変えていかなければ、日本ではペットの地位向上には結びつかないような気がしますね。

まずは、個人個人のペットに対する考え方から見直さなければなりませんね。



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manishkriss at 15:24|Permalink