殺処分

2015年05月14日

犬猫殺処分ゼロに感謝状

神奈川県の平塚市土屋の県動物保護センターの昨年度の犬と猫の殺処分がゼロだったそうです。

コレって凄いですよね
というのも、昨年犬508匹と猫595匹が収容されたようなのですが、この犬猫を42の個人・団体が殺処分の防止に貢献したのだとか。

そして、素晴らしいのは、その42の個人・団体に対して神奈川県は感謝状を送ったのだそうです。

ここまで聞くと全てがうまくいって、メデタシ、メデタシといいたいところなのですが、実は話はそんなに単純なものではないようで、犬183匹、猫492匹は、ボランティアが引き取っており、新たな飼い主を探すということで殺処分を免れているそうです。

つまり、すべての犬猫の飼い主が見つかったというわけではなく、多くの犬猫たちは殺処分を免れ、とりあえず別の施設に移っているだけのようです。

要するに、殺処分を防ぐためにボランティアの方たちがいまもなお、奮闘しているということなのです。

数字や成果だけを見ると「良かった、良かった」と思えるのですが、実はこれからがボランティアさんの苦労が始まります。

日本の住宅事情を考えると、なかなかペットが飼いづらい状況な上、ペットを飼うということに対する責任と義務がまだまだ先進国と比べると、はるかに遅れています。

このような状況を「国レベルで改善して欲しい」と切に願うこのごろの橘田幸俊です。

あ~あ~、なんて自分の力は無力なのだろう・・・



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manishkriss at 18:33|Permalink

2014年10月14日

素晴らしいドイツの犬に対する考え方

ペット先進国であるドイツでは、なんと殺処分が0頭なのだそうです。

これって、すごいことですよね。
今の日本では到底考えられないことですが、その仕組を理解するとなるほどなと思わせてくれます。

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まず何が違うのかというと、今日本では、約1,087万頭の犬が飼われており、ドイツでは、約530万頭が飼われているのだそうです。
この数字だと日本の半分の数の犬達が飼われているということになるのですが、日本の殺処分が年10万頭にも登るにも関わらず、ドイツではゼロなのです!!

この差って、どうして生まれてくるのでしょうかね?
色々と調べてみると、どうやらそれぞれの国の法設備やペットを飼う人々の心構えに大きな差があるようです。

国の法律によって守られているペットたち

というのも、日本ではペットを買いたいと思えば、ペットショップに行けばいつでも購入することができるのですが、ドイツの場合、一部の特別地区を除き生体販売は法律で禁じられているのだそうです!
これこそが、動物も同じ生き物としている証拠ですよね。

しかもドイツでは、動物保護法によって動物の殺処分は禁じられているそうで、ここでも日本の犬達との歴然たる差が出てきます。

ドイツの犬たちは法律にも守られていて、とても幸せそうです。

またドイツでは「犬税」といって、1頭120ユーロ/年、2頭目からは1頭につき180ユーロという税金があるうえ、飼い犬に散歩や十分な運動をさせたり、人や犬とのふれあいを持たせるなど、飼い主の義務がはっきりと明記されているのだそうです。
つまり、犬を気軽に飼うということはできず、飼うからには犬に対する責任と覚悟が必要なのです!

ですので、日本のように子供が欲しくて飼ったのはいいけれど、いつのまにか世話をするのはお母さんになってしまうなんてことはあり得ないのです!

要するに、ドイツ人は犬をパートナーだと思っているそうで、そのパートナーに見合った付き合い方をするというのが身についているようです。

国の制度や体制も去ることながら、ペットを飼う人たちの根本的な考え方を変えていかなければ、日本ではペットの地位向上には結びつかないような気がしますね。

まずは、個人個人のペットに対する考え方から見直さなければなりませんね。



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manishkriss at 15:24|Permalink

2014年07月22日

殺処分された犬と猫の数が過去最少!

山梨県で2013年に殺処分された犬と猫の数が、過去最少の1261頭だったそうです。

その内訳は、犬が216頭、猫が1045頭なのだそうです。

ちなみに、センターに持ち込まれた犬が前年度より7頭多い374頭で、猫は1188頭で、前年度に比べ362頭減ったそうです。

これというのも、昨年改正された動物愛護管理法により、センター側で「引き取りを拒否」できるようになったことが大きなったのではないでしょうかね。

しかし、過去最小となったとはいえ、年間で1261頭もの犬猫たちが殺処分されているというのは恐ろしいことです。

新しい飼い主に譲渡されたのは、犬が159頭、猫が143頭ということで助かった子たちはいいのですが、やはり生命のある動物たちが殺されてしまうのは、とても哀しいことです。

とはいえ、殺処分される動物たちが、昨年より408頭も減っているということですので、今年も同じように殺処分されていく動物たちが減っていくといいですね。



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manishkriss at 15:19|Permalink