JKC
2013年09月17日
トリマーの資格について
世の中には色々な資格があって、トリマーにも資格と呼ばれるものがあります。
日本の資格には、大きく分けて3種類あって、それぞれ国家資格、公的資格、民間資格と呼ばれています。
獣医師は国家資格となっており、トリマーは民間資格に分類されます。
この違いは何かというと、試験の難しさもあるのですが、獣医師は国家資格なので免許がなければ、獣医師とはなれず、勝手に営業してしまうと法律違反となります。
しかし、トリマーは国家資格ではないので、「トリマーの資格・免許」を持っていなくとも、トリマーとして名乗ったり、ペットをトリミングしても法律違反にはなりません。
つまり「技術さえあれば、誰でもがトリマーになれる」という事です。
しかし、トリマーとして働いていくのであれば、「資格なし」で働くよりも「資格」を持っていたほうが断然に有利です。
なんといっても、日本人は安心感を求めますし、なにより権威に弱いですからね・・・。
一般社団法人ジャパンケネルクラブ
このトリマーの資格についてなのですが、一般社団法人ジャパンケネルクラブが現在5種類の公認トリマー資格を発行しており、その技術と経験のレベルによって「C級」「B級」「A級」「教士」「師範」となっています。
そして、その資格を取るには、全国で毎年1回実施されているJKC公認トリマー資格取得試験を受けることにより受かることによりトリマーの資格を受けることができます。
また、C級においては、JKC公認のトリマー養成機関に入学し、そこで所定の課程を修了した後、卒業試験に合格すれば取得することができます。
まぁ、独学で頑張るという手もありますが、やはりこのような機関で勉強したほうが近道となるでしょうね。
とはいえ独学で受けようにも、JKCの本会員として2年間以上の実績がなければなりませんので、トリマーの資格が国家試験ではないにせよ、すぐに取れないのが現状です。
試験内容は、「筆記試験が制限時間50分」「実技 がカットで制限2時間」、ともに70点以上で合格となります。
ちなみに、毎年、約15,000人ほどのトリマー資格登録者が増えています。